ISBN:4062738945 文庫 森 博嗣 講談社 ¥730







森博嗣のVシリーズ。

今作は後半、紅子が出てくるまでは十分に楽しめる内容だと思った。
物語の主となる「殺人事件」と探偵である保呂草の「便利屋業務」、2つの軸がしっかりリンクして物語を展開している。
森博嗣の作品でこの辺がしっかりしているものは、大体面白いと思う。

しかし後半になると、Vシリーズ特有の紅子が高飛車な態度で振る舞い適当に推理して終わると言う展開。
この展開が好きな人もいるかもしれないが、個人的には嫌い。
それに加えて、今作では小鳥遊のキャラクターもあまり良い描写ではなかったように感じた。

よって微妙な後味で終わる物語だったと思う。

コメント

WAT

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索