これは凄く良かったですね。

結果として佳乃を殺したのは主人公ですが、状況的に増尾であっても不思議ではなく、人はちょっとしたきっかけで他人を殺してしまう程危うい存在であることが伝わります。

登場人物が多いのですが、フォーカスの当る人物が絞られていて主要な人物には感情移入しやすいです。

主人公は直接的に内面描写がされることはないのですが、警察の事情聴取の形式をとった各登場人物の言葉を繋ぎ合わせると見えてくるものがあるはずです。

不器用で弱いけど、一生懸命人を愛してきた男の物語は必見です。

コメント

WAT

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索