辻村深月の作品の中でどれが一番よいか?と考えるとこれか、「冷たい校舎の時は止まる」のどちらかかな、と思います。

辻村作品にしては、ファンタジーな要素のない、リアルな世界でのお話。
漫画家、脚本家など才能ある人間が共同生活を送る、スロウハイツでの物語。

上下巻構成でボリュームがあるのですが、各登場人物にストーリーがあって、間延びしている印象はありません。

しかも、それぞれが落ち着くべき所に落ち着いている感じで読後感が凄く良かったです。

特に環のストーリーは泣けました。

あの片思いは切なすぎます。

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