そう言えば最近小説を読んでいないなと思ったので、久しぶりに購入しました。

前々から気になっていた作品ではあったのですが、今一決め手に欠けていて購入には至っていなかった作品です。

本作品のキーワードは「多重人格」。
物語は読者の予想通りに進んで行き、そのまま終わってしまうことでしょう。
それ位分かりやすいキーワードが各所に散りばめられています。

意外性を求める人にはお勧め出来ませんが、ストーリーは面白いと思いますし、個人的にはとても楽しめました。
先日の「20代でやっておきたいこと」に続き、川北義則氏の著書です。

内容はタイトルの通りで、お金との付き合い方について記載されています。
本書の考え方は自分の考え方と近いものがあり、とても共感できました。

ただ、「デート代は男持ちが当然」と言う考え方はやはり一昔前の方なのかなと感じました。
それは女性の社会進出が進んでおらず、男女間の経済力の格差が酷かった時の考え方で、今は男女間の経済力は昔ほどのものではないはずですし、そこで何でもかんでも男持ちする必要性もないはずです。
女性に奢ってばかりで、結局女性よりお金のない男とかカッコ悪いですからね。
まぁ、そんな経済力のない男はデートとかするなと言われそうですけどね(笑)

それ以外はいつの時代にも通じる普遍的な内容だと思いますし、日頃なんとなくお金が貯まらないんだよな、と思っている方は読んで損のない本だと思います。
インテリア雑誌、好きです。

普段は割りと立ち読みで済ませてしまうことが多いのですが、今号に関しては無印良品の特集に少しページを割いており、それが気に入ったので購入しました。

調和の取れた部屋ってとても素敵ですよね。
見ているだけでも楽しいです。

今はマンスリーマンションに住んでいるので、インテリアをいじる余地はほとんどないのですが、家に帰ったら少しインテリアにもこだわろうかな。
最近この手の本が好きです。
基本的に本は文庫化を待って新刊は買わない主義なのですが、これは無性に読みたくなって買ってしまいました。

この手の雑誌は基本的に言っていることはほぼ同じです。
正直どれか一冊読んでしまえば十分だと思うのですが、結局どれも同じであるということを知るために何冊か読んでみるのもありだと思います。

この作者に関しては、「俺の時代は~」みたいなおじ様特有の語り口が正直苦手ですね。
作者が20代だった頃と現在の20代は育ってきた環境も職場環境も全て異なるわけで、そこに自分の20代だった頃の前提を持ち出されて話を展開されてもなぁと言う感じです。

職場に「お前らは本当に楽で良いよな、俺がお前位の頃は毎日徹夜で仕事してたぞ」とか言い出す人いないですか?
さも「お前らは甘い」とでも言いたそうな雰囲気で。
そんなことを言い出されても、そもそも徹夜するような状況になったことがないからしらけてしまうんですよね。

そんな雰囲気はありますが、基本的に良いこと書いていると思いますし、現在を生きる自分達に応用できるものは多々あるので読んでおいて損はないと思います。
自殺島の5巻が発売されましたね。

この作者は、画がそれほど綺麗なわけではないのですが、パワーのある漫画を描きます。
以前の作品の『ホーリーランド』もそうなんですが、登場人物にとてもパワーがあって引き込まれてしまうんですよね。

機会があれば、是非。

八日目の蝉

2011年5月8日 読書
劇場版を見てきました。
以下、ネタバレ含みますので閲覧される方はご注意を。





劇場版は、小説で言う所の1章と2章がパラで進行しますが、どちらかと言うと2章の薫の方に重きを置いている印象です。





■1章側

1章の方は、尺の都合で逃亡箇所が端折られています。
最初の康枝の家に転がり込んでいた期間は1シーンのみ。
ラブホと、女の家は端折られて、千草を登場させる都合上、エンジェルホームはそれなりに尺を取っています。
小豆島は当然あります。

基本的には小説に沿ったストーリーで、希和子の逮捕に繋がるのが、小豆島の祭りの様子を撮影し、全国紙で佳作を受賞し、掲載された写真である点も同じ。

ただし、逮捕直前に写真館で希和子と薫の家族写真を撮影したのが、多分劇場版のみのシーンです。
ここが結構尺を取っていますが、かなり良いシーンで泣けます。
2章のラストで、薫が当時の写真館を訪問し、当時の写真を現像してもらうのですが、現像液に漬けて徐々に写真が浮き上がってくるシーンがとくにきますね。





■2章側

2章も劇場用にちょこちょこいじられています。
岸田とのエピソードはそのまま、千草との各エピソードもそのままな感じ。
追加のエピソードとして、上記の写真館のものを含み、小豆島に到着した後の話が描かれています。

ちなみに岸田の配役が劇団ひとりなのですが、これはちょっと軽すぎるなと言う印象。
個人的に岸田は外見は真面目で切れ者だけど、いざという時に逃げる、という男だと思っていたので。

千草は小池栄子ですが、こちらは多少それっぽい感じ。
タクシーのおっちゃんと普通に会話していたのはいただけないけど。





そして、ラストですが、フェリーの待合室での希和子の描写が丸ごとカッとされています。
つまり、最後希和子はいないことになっています。

これにより、劇場版は薫の癒しの物語のような印象になり、希和子には救いのないまま物語は終わります。





劇場版のアレンジが多少ありますが、個人的にはそれがとても好みで楽しめました。
前半の描写が飛び飛びなので、小説を読んでない方はもしかしたら話について行きづらいかもしれません。
それにしても、永作博美と井上真央って顔がちょっと似ていて、本当に親子に見えてしまいますね。
最近ちょっと時間が余る日が多いなと感じていたので、久しぶりの読書です。
基本的に読書はミステリーがメインですが、時々こういう実用書的なものも読みます。
その中で、割とページ数も少なく、価格も安めの本書に手を出してみました。

この手の本に書いてあることは、感覚的には分かっているものがほとんどですが、こうして文字でまとめられたものを見ることで、改めて再確認することができます。

読みやすい内容だし、特に20代前半の方が読むと良いんじゃないかなと思います。
久しぶりの読書。

気になっていたタイトルを購入しました。

不倫相手の男の赤ちゃんを誘拐し、数年間逃げ続けた女と誘拐された赤ちゃんのお話。

前半は赤ちゃん誘拐から女の逮捕まで、後半は誘拐された子を中心に逮捕後から現在まで、そして現在の話を描いています。

ざっくり書くとこんな感じ。





個人的には前半が好き。

犯罪者が逃げるために、なりふり構わず怪しい所に匿って貰うのですが、怪しいところ故に、別件での介入から、女の所在がばれそうになり、また次の怪しげな所へ・・・と言う展開はなかなか見所あり。

藁にもすがる思いとはこのことかと言わんばかりに、どんなに怪しいところでも転がり込みます。

後半はそう言ったスリル的な要素がなくて、淡々と進んでいくから、前半との落差もあって少し退屈かも。

それでもラストは良い所に落とし込んだなと思いますけどね。





ちなみにこの作品、映画化もされるそうです。

結構ボリュームあると思うのですが、どうまとめるのか見てみたいですね。
村々に災いをもたらす”霧の城”。
人々は霧の城を鎮めるため、角の生えた子が生まれると、それを”ニエ(生贄)”として霧の城に捧げ続けている。
本作は、ニエとなった少年が、幸運により生き延び、そこから霧の城に対峙していく物語。
霧の城の真実を目にしたニエが取る行動は?





珍しくファンタジーな作品を読みました。

全体的な構図は面白いのですが、中盤ダラダラと物語が続いていて、ちょっと中身が薄い印象でした。

その割りに、肝心なクライマックスは非常にあっさりしていて、そんなもので終わってしまうの?という印象。

中盤のダラダラした所を全部カットしてその分を終盤に回すとバランス良い作品なのにもったいなぁと言う感じでした。
辻村作品の中では一段下の出来かなぁという印象。

「Aせよ、でなければBせよ」と言った二択を他人に強制できる能力を持った少年が、大切な人を傷つけた悪人に対峙する物語なのですが、ここまで超能力を前面に出されるとちょっとなぁという印象。

他の作品のようにファンタジーなんだけどリアリティがある、と言うのとはちょっと違った印象。

人物描写はやっぱり上手いなと思うんですけどね。

「名前探しの放課後」を補完するために読んでおく作品といった位置づけかな。
辻村深月の作品の中でどれが一番よいか?と考えるとこれか、「冷たい校舎の時は止まる」のどちらかかな、と思います。

辻村作品にしては、ファンタジーな要素のない、リアルな世界でのお話。
漫画家、脚本家など才能ある人間が共同生活を送る、スロウハイツでの物語。

上下巻構成でボリュームがあるのですが、各登場人物にストーリーがあって、間延びしている印象はありません。

しかも、それぞれが落ち着くべき所に落ち着いている感じで読後感が凄く良かったです。

特に環のストーリーは泣けました。

あの片思いは切なすぎます。
最近は辻村深月さんの作品が好きです。

人間の体温を感じると言うか、割と心情をリアルに描いていて生々しい感じが良いんですよね。

さて、この作品ですが、主人公がタイムスリップすると言う物語。

この作者はファンタジーな世界が好きなようですが、良い感じでまとめられていて、嘘っぽさがないんですよね。

とっても面白いのですが、ラストだけ少ししらけました。

以前の作品の読者に対するファンサービス的な内容があるのですが、それを読んだことのない人にとって「?」な内容があるのはちょっと好きになれません。

その、ほぼエピローグに当る内容さえ読まなければ面白いし、感動します。

凄く惜しいです。
これは凄く良かったですね。

結果として佳乃を殺したのは主人公ですが、状況的に増尾であっても不思議ではなく、人はちょっとしたきっかけで他人を殺してしまう程危うい存在であることが伝わります。

登場人物が多いのですが、フォーカスの当る人物が絞られていて主要な人物には感情移入しやすいです。

主人公は直接的に内面描写がされることはないのですが、警察の事情聴取の形式をとった各登場人物の言葉を繋ぎ合わせると見えてくるものがあるはずです。

不器用で弱いけど、一生懸命人を愛してきた男の物語は必見です。
映画のCMを見て気なったので、とりあえず原作を購入。

映画は観てません。

無人島に流された31人位の男と1人の女の物語で、その男女比ならではのどろどろした展開が起こるのか・・・!?

と思いきや、意外と展開はソフトです。

無難に万人が読める範囲にまとめてきたなぁという感じ。

ちょっと文体が自分と合わなくて読みづらく感じましたが、amazonで言われるほどダメなわけでもないかと。

ストーリー的には面白いと思うので、オススメ。
久しぶりの読書。

まずは東野圭吾の最新作を読んでみました。

不倫を馬鹿にしていた主人公が職場に派遣された女性と不倫関係になるも、その女性は15年前の殺人事件の容疑者で・・・と言う話。

主人公が不倫にのめり込む様子、15年前の殺人事件の謎など、1つ1つのトピックは楽しめるのですが、それらが上手くかみ合っていないというか、この組み合わせである必要を感じないので、いまいちキレが悪い印象でした。

この作品で不倫が出てくる必要あったのかなぁという感じ。

決して駄作ではないですが、東野圭吾にしては凡作、という印象です。

しかし不倫のアリバイ作りに必死になる主人公と友人の絆の強さはある意味感動ものです。
スタンドがないジョジョなんてありえない。

そう思ってた時期が俺にもありました。





何となく手に取った1部と2部。

当初はスタンドではなく、波紋。
敵は石仮面で変身した吸血鬼と柱の男。

地味なストーリーなのかなぁと思っていたのですが、いきなり熱い。
特に1部のジョナサンとディオのやりとりは是非読んでみて欲しいですね。
2部のジョセフの「逃げるんだよぉーーーー!!!」も良いです。

ジョジョってこの頃からこんなハイテンションな漫画だったんだなぁと思いしらされます。
たまたまブックオフで発見したので読んでみたのですが、思いの外面白かったです。

オンラインサイトで知り合った5人+1人が倉庫に閉じ込められて次々殺されていくと言う割と良くある話ですが(SAWっぽい?)、画が綺麗なのと、話も作りこまれてて良かったです。

特に画が綺麗って言うのは個人的には大事ですね。

話も途中までしっかりしているのですが、最後だけなんでそうなるのか、そしたら最初のあれはなんだったのか、とかが意味不明な感じ。

急いで読んだから見逃してる所があるのかな・・・?

と思ってもう一度読み返したら、最初の死体は足を切断されてるわけじゃなかったのか。

ならまぁ、ありなのかなぁという感じ。

超能力いらないってのもわかりますけどね。
最近お気に入りのマンガ。

好きな女を追って韓国に行った男が気がついたらギャングのボスにさせられて、のし上がっていく話です。
1話の展開の強引さはドン引き物ですが、2話以降は面白いです。
ギャグとシリアスの混ざり具合が結構好み。

1~7巻まで一気に読んだんですが、何故か近所のブックオフには8巻以降がありません・・・。
やはりホーリーランドの17巻が読みたくて、買おうかネカフェは迷った挙句、ネカフェへ。

他の人が呼んでたらお金が無駄になってしまうなぁと思ったのですが、丁度読んでる人もいなく、確保に成功。

1時間で17巻(と再び18巻)を読むことに成功しました。

買うより安くあがって良かった~。
ホーリーランド最近読み始めたのですが、17巻だけ近所のブックオフにないので読めてません~。

これ読むためだけに漫画喫茶入るのもなんだかな~と言う感じですし、気長に入荷待ち。笑

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